こんにちは、院長の宮脇大です。

「遺伝子検査って、ドラッグストアやネットでも売ってますよね。それと、先生のところでやるやつって、何が違うんですか?」

こういう質問、本当によく受けます。

鋭い質問だと思います。 同じ「遺伝子検査」という名前でも、実はかなり違うものがあるんですよね。

今日は、この違いを整理してみます。

DTC検査とは?

まず、言葉の整理から。

市販の遺伝子検査サービスは、DTC検査と呼ばれています。 DTC = Direct to Consumer、つまり「消費者に直接届ける」検査のことです。

代表的なものとしては、MYCODE(DeNA)、GeneLife(ジーンライフ)、DNAsmileといったサービスがあります。

お口の中を綿棒で拭いて、郵送するだけ。数週間後にウェブで結果が見られる。 手軽さが魅力で、価格も数千円〜数万円程度のものが多いです。

医療機関が扱うゲノム検査との違い

では、医療機関でのゲノム検査は何が違うのか。

主な違いを整理してみましょう。

1. 目的と検査設計

DTC検査は「生活習慣の参考」や「体質チェック」を目的に設計されています。 どちらかというと、健康意識の高い方向けのウェルネスサービスに近い位置づけです。

医療機関でのゲノム検査は、「医学的な判断に使えるエビデンスレベル」を基準に設計されています。 Doctor’s Fitness 診療所で採用している GreenChord は、日本人(東アジア人)のゲノムデータをもとに開発・最適化されており、国際的な学術論文に基づいた検査項目が選定されています。

2. 医師の関与

DTC検査は、基本的に自分で申し込んで、自分で結果を見て、自分で解釈します。 「このリスクが高めでした」という結果が出ても、「で、どうすればいいの?」という部分は自己責任になりがちです。

医療機関でのゲノム検査は、医師が結果を読み解きます。 健診結果と合わせて見ることで、「あなたの場合は、この点を特に注意しましょう」という具体的なアドバイスができます。

3. 結果の精度と解釈

DTC検査は、検査精度の基準がサービスによってまちまちです。 また、日本人のデータが少なかったり、欧米人のデータに基づいていたりすることもあります。

医療機関での検査は、エビデンスの質が問われます。 「有意差のあるバリアントを採用しているか」「日本人のデータに基づいているか」が重要です。

4. 価格

DTC検査:数千円〜3万円程度(サービスにより大きく異なる) 医療機関でのゲノム検査:数万円〜(医師の面談を含む)

一見、DTC検査の方が安く見えます。 でも、「結果をどう生かせるか」という視点で考えると、医師の面談込みで考える方が実用的な場合も多いです。

どちらが向いているか

正直に言うと、それぞれに向いているケースがあります。

DTC検査が向いている方

  • まず手軽に自分の体質を知りたい
  • 価格を抑えたい
  • 医師に相談するほどではないが、参考情報として持っておきたい

医療機関でのゲノム検査が向いている方

  • 家族歴があり、具体的なリスクを知りたい
  • 健診結果と合わせて、予防プランを立てたい
  • 検査結果を実際の生活改善に繋げたい

どちらが「正解」ということはありません。

ただ、「結果を見て、それで終わり」にならないようにしたい、という方には、医師が伴走する形をおすすめしています。

GreenChordを採用している理由

Doctor’s Fitness 診療所では、遺伝学的検査として GreenChord を採用しています。

理由はシンプルで、「日本人向けに最適化されていること」と「エビデンスの質にこだわっていること」です。 検査項目は、統計的に有意と確認されたバリアント(遺伝的変異)のみを採用していて、毎年バージョンアップされています。

詳しいサービスの流れは、ゲノムでYOBO相談の1日にまとめています。


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それでは、また!

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